2023.12.24

「終活」の片付け①相続編

こんにちは。

終活相談室の石川です。

本日は、「終活における片付け」についてお話をさせていただきます。
12月といえば、大掃除・・・ですよね。
皆さんはもう、大掃除を終えられましたか?

実は、終活のはじめの一歩として「自宅の片付け」から手をつける方が多いです。
私の母も最近片付けをし始めたかと思えば、勢いよく私のものまでポイポイ捨てて、若干心配になるくらいの勢いでした。
長年住んだ家には、どうしてもたくさんの物がありますよね。
急に全てを片付けようとしても中々終わりません。
まずは、捨てるポイントとして「思い入れのある物」に絞って取り組むのが実は効果的なんです。実は、捨てられないものには大きく分けて3つあります。

①もう二度と手に入らないかもしれないと考えているもの。
・・・例えば、「限定品」、特に女性は「限定品」という言葉が弱いものです。
ついつい購入して使わずに大切にしまっておいて、忘れて月日が経ってしまった経験とかありませんか?
実際は、ネットで探せば見つかるものが殆どや、既に消費期限がきれてしまっている、経年劣化で使えなくなってしまっていたりします。
そういったものは、使用しないとわかっていても、中々捨てられなかったりします。

② 思い出の品。
・・・例えば、人からプレゼントされた物です。
人からいただいたものって申し訳なく感じてしまって捨てるには勇気がいりませんか?
特に長い年月、生きてきた証として出会いや別れを経験しますし、そのたびに思い出の物も増えます。「これは自分にとって最高の思い出、宝物だから残しておこう!」
と思えるものは捨てる必要がありません。
少し心残りがあって・・・。と悩んでいる場合は、写真に撮って残す方法も一つの手段だと思います。写真に残すことで、形はないけれども、思い出としていつでも見れるという安心感で、手放す決心ができたりもします。

③この先まだ必要になるかもしれないと考えてしまうもの。

これが一番厄介なのですが、まずはここ数年で使ってみたかを思い返してみましょう。
実は使ってなかったりするものが多くあります。
特に高いお金を出して買った場合、買う時にコツコツお金を貯めて時間をかけて購入した分、思い入れが強くなったりしますよね。
その中でも特にこれは、自分にとって「価値のあるもの」を絞ります。

例えば宝石や着物、バッグなどです。
これは自分にとって価値のある大切なものだから、家族に残したい、自分にもしもの時もお子様やお孫んに譲りたいと思うものは、是非エンディングノートなどに記入して受け継いでもらうことをおすすめします。

それが、相続のカタチとなるわけです。

捨てるかどうか迷われて未練があるものも、思い切って片付けると時間が経てば案外忘れてしまったりもします。
そして、片付けをするとき、なにより大事なことは、今まで使用してきたモノに対して
「感謝の気持ちを込めてお別れをすること」です。

もしもの時に備えて、何が必要なのか取捨選択をしていくこと。
まずは思い切って整理してみましょう。