みなさん、こんにちは(^^)/
終活相談室の石川です。
立秋とは名ばかりの猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年も沢山の方がお盆期間中、お墓参りにお越しくださいました。
お墓参りにいくと心も洗われて、まっさらな気持ちになりますよね。
私もなるべく毎月ご先祖様のお墓参りに行こうと心がけているのですが、、
みなさんは、お墓参りのタイミング、いつ行かれますか?
お墓掃除に適切な時期は?
・春秋お彼岸
・お盆
・命日
・お正月
・年忌法要…などなど
また、ご先祖様に報告するため、結婚や就職など、人生の節目に行うのもよいですよね。
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- お墓掃除の仕方について
お墓の汚れは何からくると思いますか?
実は、水垢とコケ・カビからなります。
酸性雨や潮風などによって艶がなくなったり、色味が変わったりもします。
ただ、そういった経年劣化により墓石の味が出てくるので、一概に悪いとも言えないところです。
とはいえ、せっかくお盆のシーズンには、気持ちよくご先祖様をお迎えしたいですよね。
墓石はデリケートなので、基本的には柔らかいスポンジや雑巾、毛ざわりがソフトなブラシで丁寧に掃除します。
たわしを使うと細かい傷がつき、そこへ汚れが付着してしまうのであまりおススメできません。
花立は柄の長いスポンジや歯ブラシを使用すると奥の方の水垢もキレイにできます。
花立て専用スポンジもネットで検索すると出てきます。
石の上から水をまき、その後、柔らかい雑巾やブラシを使って、高いところから低いところへ順々に拭きます。ご先祖様を労わるように、優しく丁寧に雑巾がけをします。
雑巾やブラシを使う時には必ず新しいものを使用するようにしましょう。
洗剤を使用する場合には、洗濯洗剤や食器用洗剤を使用してはいけません。
きちんと墓石掃除用の洗剤を利用しましょう。一般的な洗濯洗剤や、食器用洗剤は墓石の表面にダメージを与えてしまいます。
重曹の利用は基本的にはOKですが、研磨作用もあるので墓石を擦り過ぎると墓石表面にダメージを与えてしまいます。重曹を使う時は、墓石全体を軽くキレイにするレベルで使うのが無難です。
使い終わったら水で洗い流すことも忘れずに。
一番ダメなことは、お墓掃除の際に酸性洗剤を利用してはいけないことです。
墓石洗剤が石にも優しいので、是非買っていただくことをお勧めします。
アマゾンとかに出ているので、気になる方は一度検索をしてみてください。雑巾やブラシを使用して水洗いが終わったら、きちん乾拭きを行います。
その場合には新しい雑巾を絞って使うとベストです。
この場合の雑巾は「浄布」(じょうきん)と呼びます。お墓を拭く布は雑巾ではなく清いものなので浄布(じょうきん)と言うんです。
その浄布を使って、石塔をまるでお風呂でご先祖様の背中を洗うように拭くと、供養の気持ちも高まるんだということです。お墓掃除は、単にお墓をキレイにするだけではなくて、ご先祖様との語らいの場です。
心が浄化される作業であり、きれいな浄布で拭いてあげるのがよろしいという話になります。
ぜひ参考にしてみてください。
また、ゆっくり語らい合いながらお墓を掃除をすると、亡き人と心が通い合えます。
生きている間は、お互い素直になれずに悪い方に変化することもありますが、不思議とお墓で向かい合うと良い方向に変化します。つまりお墓を通して幸せになれる。
もっと突き詰めると亡きお父さんがあなたを幸せにしてくれるということになります。お掃除が終わったらお花、線香、供え物を供え、合掌をします。故人や先祖と対話して終わります。
- お墓掃除の仕方について
墓掃除の時間帯は何時がおススメ?
お墓掃除やお墓参りは午前中がよいとされています。
自分の用事よりもお墓参りを優先することが、ご先祖様を敬う気持ちにつながるとされているからです。でも、午前中じゃなきゃいけないということはありません(^^)
午前、午後どちらでもいける場合には、なるべく午前に行くようにしましょう。
お墓掃除で一番大切なのは?
一番大切なのは、「心」の部分です。
お墓の掃除で一番大切なのは、故人を思い出しながら、語らいながらゆっくりすることです。どんなにキレイにするよりもピカピカにするよりもこれに勝るものはありません。
プロがするように高圧洗浄機や薬剤を使ってよみがえらせるのでなく、真心を込めてお墓掃除をすることなのです。
これはご家族にしかできないことです。なぜならば、お墓は【亡き人との出会い直しの場】だからです。お墓に限らず掃除をするとスーッと胸が気持ちよくなります。整理整頓して、キレイにするとそれだけで心も晴れやかになる。
もちろんお墓をキレイに掃除するだけでも気持ちが良いものですが、それにプラスして、亡き人と出会い直しをして心の掃除をしていく、心の整理をしていくことで、お墓にしかない効能を引き出すことができます。
ぜひぜひ、お墓を掃除して大切な方々とゆっくりと語らってくださいませ。