こんにちは。
終活相談室の石川です。
暖かく桜が少しずつ咲き始めた季節になってきましたね。
・・・春は私にとっても大好きな季節です🌸
昨日は、「春分の日」でした。お彼岸の中日だったので、各霊園にも沢山の方がお墓参りに来られていました。春のお彼岸は、春分の日を挟んだ7日間を「お彼岸」の期間とされています。
お彼岸とは、自然やご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事です。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」ですが、周りを見渡せば菜の花や梅の花などが咲き、鳥や虫たちも喜んでいますね。
自然や先祖を大切にする日本ならではの伝統文化として現在まで続いている、とても大切な習慣なんです。
MG石材グループの1つである日本平メモリアルガーデンでは、春のお彼岸に、毎年お焚き上げ法要を行っています。
経営主体である徳願寺様の「お焚き上げ法要」に今年も参列させていただきました。
物には神様が宿るというお話は聞いたことがありますか?
昔から、大切にしていたものには、魂が宿るため粗末にしてはいけないと言われてきました。
日本では全ての物に魂が宿ると考え、長年使ったものに対して感謝の気持ちを持って、天に還す「お焚き上げ」という文化があります。
「お焚き上げ」は、平安時代から受け継がれてきた美しい伝統行事の1つで、ご自分の愛用してきたものや大切なもの、故人のものを火で燃やし、浄化・供養することで、心安らかに手放すことができます。
特に、ご神仏や霊魂に元の場所へ還っていただくため 、お仏壇の お仏像・掛軸・お位牌 は、 神仏の依り代 (よりしろ)となり魂が宿る とされています。
そんな大切なものを粗末に捨てるのではなく、お焚き上げ供養をすることで、気持ちの整理をつけることができます。これも大切な終活の1つですね。
お客様からお預かりしていたお位牌など、しっかりと心を込めてお見送りさせていただきました。
また、本社に戻ってからは、みんなで牡丹餅をいただきました。
春のお彼岸のお供えものとして、なぜ牡丹餅を食べるのでしょうか。
それは、昔から牡丹餅の原料であるあんこが魔よけの効果がある為。と言われています。
このお彼岸に食べる「お餅」の種類が、春と秋で変わります。
春に咲く牡丹の花にちなんで、春は「ぼたもち」といい、「牡丹餅」と書きます。
秋は萩の花にちなんで「おはぎ」といい、「御萩」と書きます。
形の違いもあります。
牡丹は大きくて丸い花、萩は小さくてやや細長い花。そこで、「ぼたもち」は大きめで丸い形に、「おはぎ」は小ぶりで俵の形に作ります。
また、材料となる小豆は秋に収穫されますので、とれたての小豆が使える秋は、皮ごと使った粒あんに、冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして使っていました。
その為、「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」は粒あんを使って作るんだそうです。
現在は、こうした違いにこだわらないお店が多くなりましたが、もともとは春と秋で区別していたわけです。
小豆あんをぼたもち、きな粉をまぶしたものをおはぎと呼んだり、米粒が残らない餅状につぶしたもの(俗称:皆殺し)をぼたもち、米粒が残ったもの(俗称:半殺し)をおはぎと呼ぶなど、地方によっても様々です。
- 最初の日を「彼岸入り」「彼岸の入り」と呼び、最後の日を「彼岸明け」と呼びますが、
- 明後日3月23日(土)が彼岸明けとなります。
- お彼岸の最終日に、MG石材本社にて「エンディングノートセミナー」を行いますので、お時間のある方はぜひお越しくださいませ。〈MG石材HPのお問い合わせフォームから、ご応募ください。〉
みなさまも是非、春のお彼岸にはお墓参りに行って、牡丹餅を食べましょう(*^^*)