2023.12.06

「人は何故お墓を作るのか?」霊園選びのポイント勉強会IN三島 

みなさん、こんにちは。
 
終活相談室の石川です。
12月1日、終活カウンセラー協会の勉強会「霊園選びのポイント」で勉強会講師を、12月2日に武藤代表と一緒に三島検定の検定講師をやらせていただき、終活カウンセラーとして有意義な2日間を経験させていただきました。
今回の検定では、社内でも2名が受講し、私は午後の部から始まる保険・年金・葬儀供養の3科目を講義しました。
午前中は武藤代表の講義でしたが、聞くたびにいつも本当に感動して、胸が熱くなります。
私自身も、終活に対してもっと知識を学びたいと思ってくれる人が増えるよう、心に響くような講義ができるよう、研鑽を重ねよう!と改めて決意した1日でした。
↓終活カウンセラー協会代表武藤先生と。
 
 
今日は、「霊園選びのポイント」の講義での1部分をお話したいと思います。
まず、霊園という場所は、基本的に日常生活とは少し離れたところにあります。

私は働いているのでほぼ毎日足を運んでいますが、基本的には、働いてる人以外、年に数回、多くても月に1回くらい訪れる場所ですよね。
そんな霊園にあるのは「お墓」です。
お墓について、少し考えて欲しいことがあります。
それは、「人はなぜお墓を作るのか?」ということです。
なぜだと思いますか?
今の日本では、少子高齢化の影響で、一般のお墓の継承者が少なくなってきています。
その一つの背景には、子供がいなかったり、子供が女性だけの場合、お墓を継いでもらうことができなくなることも考えられます。
お墓を管理する人がいないのなら、お墓事態を持つ意味がなくなってしまうのではないか、という考えの方も増えています。では、そもそもお墓を作る意味ってなんでしょうか?
この質問は、思想の部分になってくるのですが、私はこう思います。

「供養と記録である」

実は以前、テレビの宗教番組で、当時東洋大学の教授であった金岡秀友先生という方が、お墓を作る意味を端的に答えて、「供養と記録」であると言っていました。
私はこのお話を聞いた時、その通りだなと感じました。

自分のご両親や大切な人が亡くなった場合、その人のことを忘れずにいつまでも想う心と、いつでも大切な人に会いにいける場所として「供養と記録」として残る形が「お墓」となってできたものなんですね。
宗教観にもよって変わってきますが、お墓を建てた人・建立者の思いがあらわされた、具現化されたものが「お墓」なんです。

今はオリジナルな発想から、新しい供養のカタチとして、本当にたくさんのお墓の種類が増えてきました。私たちの人気な樹木葬をはじめ、納骨堂・手元供養・海洋散骨・宇宙に向けて散骨するバルーン葬などもあります。
墓石のカタチも様々になって、埋葬の方法も少しずつ変化しています。
今後、墓所や墓石がどのように変わっていくのか誰も予測はつきませんが、この供養と記録の根柢の部分は変わらないのではないか、と思います。

また、どれにしても必ず良い点・悪い点というものが、それぞれあるんです。
これは、単なる手元供養の良い点・悪い点だけではなくて。

例えばわたしの場合だったら、石川家です。

私がもしも死んでしまったときに、手元供養にする場合の良い点・悪い点があるんですね。
私の周りの状況であったり、家族の気持ちでとかですね。

人それぞれにある良い点悪い点なんです。

最終的なことまでしっかりと考え、ご家族とご自分の状況を踏まえて、どんな形がいいのかをきちんと家族間で話あって決めることが「霊園選びのポイント」で一番大切なことではないでしょうか。

そして、私自身も、その人の状況にあったケースのお墓をおススメできるよう、努めていきたいです。

次回は3月9日に終活カウンセラー協会の静岡検定が、静岡グランシップで行われる予定です。
「1秒1秒を大切に」一緒に終活を始めましょう❤